中国:CCC、移動通信端末機に対する新規SAR標準発効

 

既存の標準GB21288-2007に代わるモバイル通信装置に対する新しいSAR標準GB21288-2022が2024年1月1日から施行されました。

 

したがって、100kHz~300GHz内で動作し、人体から20cm以内で使用されるすべてのモバイル通信装置は、今や新しい標準であるGB21288-2022を遵守しなければなりません。

 

主な技術変更事項は次のとおりです。

 

1.     範囲

標準範囲は「頭に近づけて使用する携帯電話」から「100KHz~300GHzの範囲で動作し、人体20cm以内で使用する移動通信端末装置」に改定されました。

 

2.     範囲分類と露出値の制限

周波数と身体部位によって適用できる露出値の制限が追加されました。

Classification	Frequency Range	Local SAR (Head & Body)	Local SAR (Limbs)	Local Absorbed Power Density Sab
Professional	100 kHz ~ 6 GHz	10 W/kg	20 W/kg	-
	>6 GHz ~ 300 GHz	-	-	100 W/m2
Public	100 kHz ~ 6 GHz	2 W/kg	4 W/kg	-
	>6 GHz ~ 300 GHz	-	-	20 W/m2

 

3.     マニュアル要求事項

各項に該当する製品は、使用説明書およびマニュアルに次のような内容を含めてください。

 

①     ペースメーカー、補聴器、人工内耳など

ユーザーが機器を使用する際に注意すべき事項が明示されている必要があります。

 

②      100kHz~6GHzで動作する機器

"国富露出時、この製品の最大電磁放射線特定吸収率(SAR)はx.xW/kgであり、GB21288-2022の要求事項を満たしています。"

 

③      >6GHz~300GHzで動作する機器

"この製品の局部露出時の最大電磁気放射電力密度はx.x W/mで、これはGB21288-2022の要求事項を満たしています。"

 

④      100kHz~6GHz及び>6GHz~300GHzのいずれも動作する機器

“国富露出時、この製品の最大電磁放射線特定吸収率(SAR)はx.xW/kgです。 最大電力密度はx.x W/mであり、これはGB21288-2022の要求事項を満たしています。"