こちらの投稿では、個人保護区に対するCE規格の中の
保護手袋規格の一種であるEN 388についてご案内していきます。
Mechanical Risks
EN 388は、機械的危険に対する安全性を取り扱う規格で
鋭い装備を扱ったり、手に衝撃が加えられる環境で
使用される保護手袋に対する保護能力を認証します。
総6個の試験項目があり、
摩耗、切れ、貫通、破れに対する安全性を試験します。
1.耐摩耗性
サンプルを固定した状態から
約9kPaの圧力の下へ研磨紙を回転させる方法で
耐摩耗性を試験します。
研磨紙はKlingspor PL31B, Grit 180を基準に
同一したスペックの研磨紙を変更することが可能です。
試験機械はEN ISO 12947-1の標準を満たす必要があります。
穴が生じるまで研磨紙が回転した回数によって
耐摩耗性のレベルが1から4まで決定され、
レベルが高いほど耐摩耗性も高くなります。
回転数 | レベル |
8,000 | 4 |
2,000 | 3 |
500 | 2 |
100 | 1 |
<100 | 0 |
2.回転刃切断耐性
サンプルを固定した状態で
直角に配置された回転刃を
5 Newtonsの力で押し、回転される方法で
回転刃に対する切断耐性を試験します。
サンプルが切断されるまで回転刃が回転した回数と
回転刃が摩耗された程度を計算し、算出された指数値によって
回転刃切断耐性レベルが1から5まで決定され
レベルが高いほど耐性も強くなります。
指数値 | レベル |
20.0 | 5 |
10.0 | 4 |
5.0 | 3 |
2.5 | 2 |
1.2 | 1 |
<1.2 | 0 |
しかし、サンプルの原料にガラスまたは金属背にが使用され
試験進行中に回転刃の摩耗度が高くなる場合
該当試験の信頼度が低いと判断される場合もござます。
回転数60回を基準に、信頼度の可否も決められ
60回を超過する場合
5回試験(直線刃切断耐性)を通して切断耐性を認証する必要があります。
3.破け耐性
サンプルを2つのクランプに固定した状態で
100mm/minの速度で引っ張る方法で
破れ耐性を試験します。
サンプルが破れるまで必要な力によって
破れ耐性のレベルが1から4まで決まり
レベルが高くなるほど耐性も強いです。
Newtons | レベル |
75 | 4 |
50 | 3 |
25 | 2 |
10 | 1 |
<10 | 0 |
* 10N = 1Kg |
4.貫通耐性
サンプルを穴があるクランプに固定した状態で
先の丸い棒が50mmほど貫通するまで必要な力によって
貫通耐性のレベルが1から4まで決まり、
レベルが高いほど耐性も強いです。
Newtons | レベル |
150 | 4 |
100 | 3 |
60 | 2 |
20 | 1 |
<20 | 0 |
* 100N = 10Kgs |
5.直線刃切断耐性
刃の方に曲がった板に20mm厚のサンプルを固定した状態で
直線の刃を一定の力で押し、線形運動をさせる方法で
直線刃切断耐性を試験します。
刃は各耐性レベル別の基準の力で押し、
レベルを通過するたびに新しい刃を利用し
次のレベルに対する体制を試験します。
ISO 13997標準に従い試験を進行し、
試験機械にTDM-100を使用します。
刃がサンプルを切断する際に必要な力によって
直線刃切断耐性のラベルがAからFまで決められ
Fレベルの耐性が最も強いです。
Newtons | レベル |
30 | F |
22 | E |
15 | D |
10 | C |
5 | B |
2 | A |
6.衝撃保護能力
該当試験はナックルや手の甲などの部位に
衝撃緩和素材が使用された場合に限り進行が可能です。
衝撃を感知するセンサーの上にサンプルを固定した状態で
2.5Kgの金属ハンマーを訂正の高さから落とし、
5Joulesの力を加える方法で
衝撃保護能力を試験します。
衝撃感知センサーが感知できる力の大きさによって
PassまたはFailが決まります。
KiloNewtons | 表示方法 |
7 | P |
>7 | F or X |
Not Tested | X |
二つの切断耐性(回転刃/直線刃)と関連し
各耐性の試験結果はお互いに影響を及ぼすことはございません。
従って2つの試験全て進行する場合もあり、
2つのうち1つの試験のみ選択して進行することもできます。
しかし、回転刃切断耐性に対する説明から言及させていただいた通り、
該当試験の結果が60を超える場合、切断耐性を認証したい場合
直線刃切断耐性を義務的に進行する必要がございます。
各切断耐性試験方法の特性上
2つの試験は下記と同じ切断危険に対する耐性を認証するのに適合していますので
認証をお受けになる手袋の使用環境により
選択して進行していただきたく思います。
回転刃切断耐性 | 直線刃切断耐性 |
鋭く比較的軽い物体に よる切断 |
様々な要撃を受ける作業の中の切断 |
以上を持ちまして、EN 388に対する投稿とさせていただきます。
個人保護区(Personal Protective Equipment/PPE)の
CE認証と関連し気になる点がございましたら
下記アドレスにお問い合わせお願い致します。
迅速かつ丁寧に対応させていただきます。
info@jnmglobal.net
info@jnmjapan.net
maketing@jnmglobal.net
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