医療製品分野のブラジル規制当局(ANVISA)は、医療機器(SaMD)で規制されるソフトウェア製品専用に対する指針文書を発表しましたが、指針に含まれている例を次の通り説明いたします。
心電図の構成要素を使用して患者を遠隔モニタリングするためのソフトウェアシステム
・情報を記録し必要な時にアクセスするため顧客(患者)が使用するモバイルアプリケーション
・安全なデータ管理のためのクラウドプラットフォーム
・医療専門家が使用するウェブ応用プログラム
問題は、上記システムのすべての構成要素が単一応用プログラムに含まれているのかどうかと、すべての構成要素が一般的に医療機器フレームワークによって規制を受けるかどうかです。
当局の説明通りに遠隔患者心電図モニタリングシステムは、ソフトウェアを医療機器に構成することで該当の法的フレームワークによって規制を受ける必要があります。従って、適用される規制調査水準は、用途及び機能性に対する適応証によって医療機器に対する既存の危険規範分類によって決定されなければいけません。
例えば、製品がアラームを発生せずに心電図情報を記録し、転送のみをする場合には2種類の医療機器として規制の対象となります。
同時に、非常時に使用する目的で情報を上げたり情報を転送する場合には3種類の医療機器(自動診断ソルーションを使用する場合も含む)として、規制の対象となります。
上記説明されている3つのソフトウェア製品が、すべての補完的な方式で共に作動するように意図した場合には、システムを全体的に評価する必要があると説明しています。
また、心電図データを収集するための医療機器も規制(及び登録)対象になる必要がある点を言及していることが重要となります。
ECG機能のあるスマートウォッチ
スポーツを練習するときに使用する複数機能があるスマートウォッチは、特にECG(心電図)及び血圧の測定が含まれます。
加えて製造業者の主張と陳述によれば、この製品は医療目的で使用することはできないとのことです。
装置には収集したデータは使用者がアプリケーションストアからダウンロードする該当のアプリケーションを使用して保存をします。
現在当局で検討中である類似機能を持ついくつかの製品がありますが、問題はアプリケーションやスマートウォッチが医療機器で規制を受ける必要があるのかどうかになります。
当局の説明によると、製品の規制状態を決定するときに製造業者の主張及び陳述のみでなく、装置の機能及び特徴によって装置が実際に使用することができる方法も考慮する必要があり、2つの事例を次の通りに説明をしています。
・事例1:適用することのできないセンサーの入力または信号を基盤に計算を使用し、ソフトウェアによって間接的に測定します。
この場合、医療製品は該当計算を遂行するのに使用するソフトウェアです。
・事例2:センサー/ウェアラブルデバイス測定を遂行します。
この場合、センサー/ウェアラブルデバイスまたはソフトウェアのうちの一つが医療機器となり、2製品すべてシステムで規制対象となる場合がございます。
要約すると、本指針はECGデータを収集して処理するための製品の例を説明しており、製品の規制の特性と適用する接近方式を決定する際に考慮する必要がある核心事項を強調しています。
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